2010/8/25
りぶらまつり2010の目的
“りぶらdeつながりんぐ”
「りぶらまつり2010」では、Libraという空間・機能の特性を活かして、りぶらまつりの中で生まれたつながりを継続的なものとしながら、Libraの外(地域)へ広げていくことを目指します。
Libraには、2つの顔があります。1つは、Libraの「図書館」、「活動支援(生涯学習、市民活動、国際交流、男女共同参画)」、「文化創造」、「交流」という4つのテーマを束ねる複合機能。もう1つは、市内各地の市民センター(中央、南部、大平、東部、岩津、矢作、六ツ美)や地域交流センター(なごみん、よりなん、やはぎかん)で起こっている地域固有の多様な取り組みを束ねる中央機能としての顔です。
りぶらまつり2010実行委員に応募していただいた方々の多くは、4つのテーマ=ステージに分かれ、それぞれLibraの4つの機能をより充実させることを念頭において活動していただきます。
一方で、実行委員会事務局では、(社)岡崎青年会議所、岡崎まち育てセンター・りたの協力の下、岡崎市各地の活発な地域活動や地域の課題について報告する「(仮称)地域活動報告交流会」の計画を進めています。
「りぶらまつり2010」では、“りぶらdeつながりんぐ”をキャッチフレーズとして掲げています。
「つながりんぐ」の中身は「テーマ型活動×地域活動」を第一に考え、テーマ型活動をするNPO、市民活動団体、生涯学習団体等は、自分たちの活動がお役に立てるような課題を抱えている地域を、地域団体は、自分の地域が元気付けられるようなテーマ型活動を見つけ、つながることを目指します。
りぶらまつり2009の成果
近年、地域で古くから継承されている伝統的なまつりはもちろん、万博、芸術祭、そして市民まつりといった現代的な枠組みのまつりも含め、地域を元気にするために有効な施策として、各地で見直されています。
これらに共通するのは、いずれも計画から実施にいたるまで多く人々の参加を必要とし、その結果、地域コミュニティの信頼関係やネットワークの形成につながり、地域の結束を強くし、自立性を高める、といった効果が見込まれている点です。このつながりのことを、学術的には「ソーシャル・キャピタル」と呼びますが、私たちは、りぶらまつりを機に「つながりんぐ」と呼んでいます。
「つながりんぐ」とは、自分たちでできることを互いに提供しあうことで育まれる信頼や喜びに基づく関係性の連鎖であり、りぶらまつり2009では、多くの「つながりんぐ」が生まれました。以下では、その一部を紹介します。
りぶらまつりができるまでの「つながりんぐ」
➢ Case 1:巨大雛飾り
「日本画研究会×岡崎市美術博物館」
不要となったポスターを提供してもらい、巨大雛飾りの材料とした。
➢ Case 2:巨大宝船
「生け花教室×セブンイレブン×フラワータツミ×庭芳造園×願成寺」
宝船の材料となる段ボールをセブンイレブンより、花材をフラワータツミと、一部庭芳造園より提供いただいた。来場者が書いた願掛け札は、巨大雛の頭と共に願成寺でお焚き上げをしていただいた。
➢ Case 3:スタンプラリー
「LSC×Dashman×Tiger Café×花ばたけのざわ×Roro Colore」
全グループをつなげるスタンプラリーをLSCが企画し、学生ボランティアグループDashmanが製作・運営を行った。なお、スタンプはRoro Coloreさんよりりぶらまつりオリジナル消しゴムはんこを提供いただき、景品として、LSC特製しおり、Tiger Café提供の割引券、花ばたけのざわ提供の花の種を準備し、好評を博した。
➢ Case 4:題字作成
「Dashman×畔柳赫」
学生ボランティアグループDashman企画の討論会の題字を、LSCメンバーを通じて知り合った岡崎の代表的日本画家・畔柳赫先生に書いていただいた。なお、「りぶらまつり」の題字も畔柳先生によるもの。
➢ Case 5:CM作成
「LSC×オカコミュ」
りぶらまつりの趣旨に賛同した株式会社ACプラネットは、自主的に作成していただいたCM、りぶらまつり当日のレポートビデオを、同社が管理する地域SNS「オカコミュ」に掲載。(http://okacommu.acplanet.biz/?m= pc&a=page_h_ freepage&c_free_page_id=6#)
りぶらまつり当日の「つながりんぐ」
➢ Case 1:音楽と踊りのコラボレーション@プロムナード
「ちんどん屋×宝船×よさこい踊り」
手づくり楽器、手づくり衣装でまちに飛び出しりぶらまつりを宣伝するちんどんパレード、リアカーを土台に据えた移動可能な宝船が、プロムナードのよさこい総踊りに合わせてりぶらを出発。プロムナードで奇跡の合流を果たし、参加者のボルテージは最高潮に。
➢ Case 2:りぶらいおんモザイクアート
「学生ボランティア×駐車券×来場者」
学生ボランティアの発案のリサイクルアート。廃棄される使用済み駐車券と来場者からもらった名刺や不要なポイントカードを使って巨大りぶらいおんを作成。
➢ Case 3:不用品をリサイクル
不用品の回収を呼びかけ、ペットボトル・牛乳パック・空き缶→手づくり楽器、シーツ・洋服・カーテン生地→布ぞうり、Tシャツ→スリランカのNGOへ寄付など、リサイクルを実施。
りぶらまつり後の「つながりんぐ」
➢ Case 1:生け花のインスタレーション
「藤川むらさき麦まつり×生け花教室」
りぶらまつりで生まれた関係をきっかけに、藤川のむらさき麦まつり関係者が生け花教室にインスタレーションを依頼。旧家の土間を使った大胆な作品は、来場者を大いに沸かせていた。
➢ Case 2:わんぱく相撲の化粧まわし
「(社)岡崎青年会議所×表装一樹会×ホームワーク板屋」
りぶらまつりで表装一樹会を知った岡崎JCが、わんぱく相撲葵場所の化粧まわしの作成を依頼。ホームワーク板屋のスタッフから寄贈された古布を用いて、立派な化粧まわしが完成。
総括
りぶらまつり2009では、多様な「つながりんぐ」が生まれました。りぶらまつりができるまで、そして当日と、参加者それぞれがお互いを意識し合いながら創りあげていく過程があったからこそ、その後の活動につながっていったと言えます。
しかし、この「つながりんぐ」はりぶらまつり当日に最大化され、その後継続的なつながりとして顕在化しているものが少ない点が反省点として挙げられます。
りぶらまつり2010では、こうした「つながりんぐ」を一過性のものとせず、特に「りぶらまつり後にどれだけのつながりんぐが生まれたか」を一番の評価基準とし、その「つながりんぐ」が、りぶらをより活発にしたり、地域の問題を解決したり、そして岡崎をより元気にするような活動として存続していくことを目的として掲げています。